ニュージーランドの中華料理店で斧を持った男が客を襲い4人負傷

著者: ニック・ペリー、AP通信

投稿日: 2023 年 6 月 19 日 / 午後 9 時 40 分 (東部夏時間)

更新日: 2023 年 6 月 19 日 / 午後 9 時 40 分 EDT

ウェリントン、ニュージーランド（AP通信）―ニュージーランドで近隣の中華料理店3軒で斧を持った男が無差別に客を襲撃し、4人が負傷したと警察と目撃者が発表した。

警察によると、男は月曜午後９時ごろ、オークランド北郊外オールバニーで襲撃を開始した。

警察は24歳の容疑者をその場で逮捕し、重傷を負わせる目的で傷害の罪で起訴した。中国国籍のこの男性は火曜日に短時間出廷した。警察は襲撃の動機については明らかにしなかったが、人種的動機によるものであるという証拠はないと述べた。

オークランド市立病院は火曜日、襲撃を受けた患者1名が安定した状態で入院していると発表した。ノースショア病院は、患者１人が中等症、２人目が軽傷で、いずれも容体は安定しており、３人目の患者は先に退院したと発表した。

あるダイナーはニュージーランド・ヘラルド紙に対し、友人と夕食を食べていたところ、男が入ってきて友人を襲い始め、重傷を負ったと語った。

「ショックでした。何が起こっているのか私が気づいたとき、彼は私を狙おうとしたのです」と匿名を希望したこの男はヘラルド紙に語った。「私は彼の斧を手でブロックしました。彼は私の頭をも狙おうとしていたので、私は手で斧をブロックしました。」

ダイナーによると、斧を持った男は彼らをレストランから追い出し、その後向きを変えて別のレストランに入ったという。

ヘラルド紙は、歩道に横たわる薪割り風の斧の画像を掲載した。

ニュースサイト「スタッフ」が掲載した監視映像には、レストランの1つから逃げ出す人々の姿が映っており、その中にはバリケード代わりの椅子を持って後ろ向きに走って逃げた1人に武器を持った別の1人が迫っていた。

警察は、この男が単独で犯行に及んだとみられるとして、さらに告訴する予定だと述べた。警察は火曜日、レストラン周辺地域への駐留を強化した。

ステファン・サーガー警部は声明で「この事件が関係者や地域社会にとってどれほど恐ろしいものだったのかを認識しており、被害者とその友人、家族の両方に対する支援が確実に提供されるようにしている」と述べた。

被告は出廷中、中国語の通訳に助けられた。彼は嘆願書を提出する必要はなかった。彼は一時的な名前の抑制を認められたが、これはニュージーランドの法制度ではよくある結果だ。

男が入った店は岳餃子館、張良麻辣湯、麻耶火鍋の３店だった。これらは、中国の屋台料理を彷彿とさせる低価格の選択肢をダイナーに提供することを目的とした、通りにあるレストラン群の 1 つです。